・メーカーってどうなの?
・メーカーへの転職体験を知りたい
このような疑問に答えていきます。
僕自身、不動産会社から、メーカーに転職するのは難しいと思っていました。
しかしながら、現実は異業種転職はそこまでハードルが高くありません。
この記事を読むことで異業種転職が難しくない理由と、メーカー転職のメリットが理解できると思います。
本記事の内容
- 不動産営業から、メーカーに転職した理由
- 実際にメーカーで働いて良かったこと
- メーカーに転職する上で意識したこと
- 不動産営業マンがメーカーでギャップを感じること
具体的な体験談
≫20代不動産から転職に成功!【人生で失敗する人は行動しない人】 の記事を読む。
もくじ
不動産営業から、メーカーに転職したいと考えた理由
不動産営業から、メーカーに転職して感じたギャップからお話をしていきます。
不動産からメーカーへの転職理由①:ホワイトで働きやすい
不動産よりもメーカーは、ホワイトで本当に働きやすい会社が多いです。
・労働時間
・ノルマ
・社風/人柄
・長期休暇
・福利厚生
長期休暇は年に3回以上で、各9日以上ありました。
祝日も完全に休みで、有休も年に20日程度。
不動産の営業からすると「休みすぎ」って感じですね。。
定期的に休暇を取ることが推奨(ほぼ義務)で、ワークライフバランスは整っている会社が多いです。
不動産からメーカーへの転職理由②:固定のボーナスがある
メーカーは安定的にボーナスを支給する会社が多いです。
ボーナスの金額
2020年の製造業の冬のボーナスは、約76.5万円です。
労働行政研究所「東証第 1 部上場企業の 2020 年年末賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査」
年間の支給目安
ボーナスの平均支給額は年間5ヵ月程度です。(夏・冬:各2.5ヵ月程度)
もちろん、会社によって異なります。
大手の方が支給額が高い傾向にあります。
ポイント
ボーナスが高い会社は、出典:東洋経済「ボーナス」200万円超えの上位100社ランキング が参考になります。
メーカーといっても、化学・自動車などたくさんの種類があるので、好みの会社を探してみましょう。
将来不安とストレスを加味すると、安定的に支給される制度はありがたいです。
不動産からメーカーへの転職理由③:プライベートの時間が作れる
メーカーは営業でも、フレックス制度が使えるところもあります。
休日出勤もなく、土日祝日は全て休みでした。営業でも時間外に連絡が来ることはほとんどありません。
自分の時間が作りやすいメリットは大きかったです。
不動産からメーカーに転職して良かったこと【制度・社風】
ここからは、実際にメーカーで働いて良かったことについてお伝えします。
メーカー転職のメリット①:家賃補助
会社にもよりますが、僕は約7万円の補助が支給されました。
結婚すると15万円まで出るため、とてもありがたかったです。
都内の会社でしたが、通勤時間も短縮できました。
こういった福利厚生が強いのもメーカーのメリットです。
メーカー転職のメリット②:穏やかな人が多い
不動産業界よりも確実に穏やかな人が多いです。
終身雇用の風土からきていると思うのですが、人を大切にする会社が多いです。
クセのある人はいましたが、パワハラチックな人は誰1人としていませんでした。
メーカー転職のメリット③:数字のストレスからの解放
メーカーの営業は、最低限の売上は作りやすいです。
これは販売ルートが仕組み化されているからです。(例:スーパー、コンビニ、ホームセンターなど)不動産の営業は、何も無ければゼロ件です。
メーカーは、ルートセールスになるので、数字のストレスはほぼありませんでした。
不動産営業からメーカーに転職する上で意識したこと
ここからは、メーカーに転職する上で意識したことをお話します。
メーカー転職で意識すること①:不動産営業のようにゴリゴリではダメ
不動産の営業は、独特な雰囲気があります。
バリバリ仕事ができる空気でいっても、嫌われるでしょう。
年功序列の会社ではその傾向が強めです。
仕事ができるオーラを出しすぎる人は、敬遠されるかもしれません。
メーカー転職で意識すること②:マーケットシェアが高い会社を選ぶ
マーケットシェアが高い会社を選びましょう。
メーカーは、マーケットのシェアを獲得するため仕事をしています。
すでに市場で認知されており、「シェアが高い」=「営業活動が楽」な証拠です。
無名の商品を売るのは大変です。。。
すでに売れているブランドを持つ会社を選びましょう。
メーカー転職で意識すること③:商品が好きな会社のみ受ける
メーカーは自社商品を愛する人が多いです。
企業の商品が嫌いなら、受けない方が良いです。
好きだと思える商品であれば、前向きに仕事ができます。
不動産営業マンがメーカー転職でギャップを感じること
不動産の会社と比較すると次の3つがギャップかもしれません。
- 意思決定に時間がかかる
- モノを大切にする
- 資料作成が割と多い
不動産からメーカー転職でのギャップ①:意思決定に時間がかかる
メーカーは意思決定に時間がかかります。
理由は複数の部署と連携して、商品を作っているからです。
・マーケット調査
・商品企画
・研究
・製造
・品質保証
簡単に書いただけでもこれだけあります。
各部署での意思決定に加えて、役員会議での提案もあります。
意思決定に時間がかかることは知っておきましょう。
注意ポイント
※企業規模の大きさに比例して時間がかかります。
不動産からメーカー転職でのギャップ②:モノを大切にする
モノを大切に扱う人が多いです。
スピード重視で「雑」にならないようにしましょう。
「商品」=「自分たちの子ども」だと思う社員もいます。
ちょっと気持ち悪いですが、自社商品を好きだと思えれば大丈夫です。
不動産からメーカー転職でのギャップ③:資料作成が割と多い
不動産よりも、メーカーはプレゼンの機会が増えます。
エクセル・パワポはある程度使います。入社してから、日常業務で習得できるレベルです。
今の営業活動でほとんど使ってなかったとしても、使用頻度が増えれば慣れます。
僕自身もそうだったのですが、資料作成はやれば慣れます。
メーカー人事目線でどんな不動産営業なら雇いたいか
最後にメーカーの人事の目線から、どんな人を雇いたいかについてお伝えします。
次の3つのことを頭に入れることをおすすめします。
メーカー転職のポイント①:社風を乱さないこと
メーカーは、穏やかな人が多い社風です。そのため、採用する人を吟味しています。
個性が強すぎる人は、採用したくないと聞きました。
会社に馴染めて、きちんと指示に従える人を好む傾向にあります。
メーカー転職のポイント②:長く働く意思があること
メーカーは勤続年数が長いです。
一方、不動産の営業は若くして退職する人が大半です。人事からすると、入社してすぐ辞められると困ります。
長く働きたいことをきちんと伝えると良いです。
メーカー転職のポイント③:顧客と関係性を作れる人
メーカーの営業は、ルートセールス(既存顧客との取引)がメインです。
不動産のように契約ごとに顧客が変わる世界とは異なります。そのため、顧客に寄り添った継続的な営業が求められます。
長期間、関係性を築くことを頭に入れておきましょう。
メーカー転職のポイント④:役員層に見せても不安にならない人材
「最終面接に進める人」=「役員に見せてもOKな人」であることが前提です。
人事部も自分たちのメンツもあるため、役員には変な人は紹介できません。少なくとも、マイナス評価となりそうな人は拒否されます。
最終面接では、個性を出すよりもソツなく、誠実な評価を与えることが大切です。
まとめ:ハッピーライフは自分で掴もう
今回は、不動産営業マンから、メーカーに転職した体験談をお伝えしました。
不動産の営業からでも、異業種に行くことは可能です。
仕事の基盤を整えることがハッピーライフにつながります。
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今回は以上です。