宅地建物取引士という資格を知っていますか?この資格は不動産業界で働くうえで、必須レベルの資格です。
持っていなくても実務はできますが、取得することによるメリットは大きいです。
今回はこちらの資格について、持っておいた方が良い理由をお伝えします。
不動産業界で必須!宅建士を保有するメリット
不動産に関する重要事項の説明などは宅建士の独占業務です。不動産の売買・賃貸借の仲介といった不動産取引をおこなう場合、従業員5名につき1名以上の宅建士の設置が義務付けられています。
上記の理由から、転職などで不動産業界に入る場合には、持っているとアドバンテージとなる資格です。
宅建の試験項目は?
宅地建物取引士の試験項目についてです。
マークシート形式で、50問から出題されます。
・民法など:借地借家法、不動産登記法、不動産区分所有法などから出題
・宅建業法:宅建士の実務面で使う知識
・法令上の制限:都市計画法や建築基準法など
・その他:税金関連・住宅ローン、土地・建物の関連知識
宅地建物取引士の合格率は?
毎年、約20万人程度が受講します。
合格率は、15%~17%程度です。まったく勉強しないで合格できる資格ではないですが、きちんと対策すれば、合格できる内容といえます。
宅建士を持つことによるメリット
宅建には受験資格の制限はありません。学歴・年齢などに左右されることなく、資格取得に挑戦できます。※過去のカンニングなどにより、制限される可能性はあります。
基本的に違法なことをやっていなければ、誰にでもチャンスがあるといえます。
正社員として就職できる可能性が高くなる
駅前の不動産会社を見ればわかる通り、不動産に関連する会社は至るところにあります。
宅建の資格合格をして、着実な実務スキルを身に着けることによって、安定的に需要がある仕事に携わることができます。
スキルを身に着けてからも、業界内でより待遇の良い会社へ転職できる可能性もあります。
今の仕事でキャリアが見えなかったり、フリーターや派遣社員など、将来が見えにくい方でも、宅建の資格を持つことで、今の生活から抜け出すこともできるでしょう。
資格を持っているだけで、仕事に直結するものはそう多くはありません。
そのうえ難易度もそこまで高くない宅建の資格を持つことは、費用対効果が高いといえるでしょう。
今回は、宅地建物取引士の資格取得をするメリットをお伝えしました。
不動産業界に興味がある人で、宅建の資格を持ちたい人は参考にしてもらえたら嬉しいです。
今回は、以上です。