・憧れる人はほとんどいない
・出世するだけで安泰なの?
このような疑問に答えていきます。
せっかく大企業に入っても、憧れる上司がいなかったりしますよね。
僕自身、新卒で上場企業に入り、2度の転職の中で、最終的には、連結で数万人以上いる企業の本社で働いていました。
そんな中で感じた大企業の出世について書いていきます。
本記事の内容
- 大企業での出世は幸せなのか?
- 大企業で出世しても憧れない理由
- 大企業での出世が幸せには直結しない時代
もくじ
大企業で出世しても憧れない理由
大企業で出世しても憧れない人って増えていると思います。
できれば出世したくないと思っている人もいるのではないでしょうか?
大企業で出世しても憧れない理由は次の3つが挙げられます。
その①:出世に比例して責任の重さが増える
その②:出世しても上司はいる
その③:部下からは仕事していないと思われる
その①:出世に比例して責任の重さが増える
大企業は、事業で扱う予算や投資の金額が大きくなります。必然的に失敗のリスクに対する説明責任は強くなります。
実際に責任をとるといっても、極端な成果主義以外クビになるわけではないのですが、ストレスがハンパじゃないといった感じです。
実際には部署間の責任の擦り付け合いが多いです。大企業は、大きなミスをすると出世に響きます。
今の30代後半~40代は出世に興味がある人が多いので、その人たちを見て憧れる20代は少数でしょう。
その②:出世しても上司はいる
どれだけ出世をしても、企業には上司がいます。役員層になったとしても、社長・株主がいます。
大企業で出世をしていって、部長クラスになると、役員層へのレポートが頻繁にあります。
何かしらの成果を創るために、必死で良いことをアピールしなくてはなりません。
ポイント
上司に対してアピールしなくてはなりませんが、ネタが無ければ何も報告できません。部下との協力関係をきちんと築けない部長にとっては、出世して幸せになる人は少ないです。
その③:部下からは仕事していないと思われる
部長レベルになると、実務が減るのは間違いありません。
しかしながら、役員層への進捗報告はかなりのストレスになります。
その反面、部下からは何も仕事をしてないように思われます。実務がないとはいえ、出世したからといって「自由」があるわけではありません。
しかしながら、役員から呼ばれたり、トラブルがあったときの対応はかなり大変そうでした。部長クラスで1200~1500万くらいの企業でしたが、けっこうしんどそうでした。
大企業での出世が幸せには直結しない時代
今までは、企業で出世することが会社員としての成功の大きな要因でした。
その理由は、出世すること以外に収入を上げられることが少なかったからです。
しかし、今はそんなことはありません。出世する以外にも自己実現をできる可能性がどんどん広がっていっています。
その①:副業は手軽かつ事業に
その②:時間の価値が高い
その③:生き方から仕事を選ぶ感覚
その①:副業は手軽かつ事業に
副業というと今までは、片手間に行うイメージが強かったです。
しかしながら、最近は数万円~会社でもらう月給以上を稼いでいる会社員も珍しくなくなりました。
大企業のベースアップを考えると1年間勤務して、5000円程度の上昇が一般的です。
その②:時間の価値が高い
時間に対して価値を置く人も増えてきています。
働き方改革も後押しして、長時間残業を減らす動きはだいぶ浸透してきていると言えます。
今の管理職の50代は猛烈サラリーマンを経験している人たちです。
その人たちからすると、本音では残業している=「評価が高い」となっている人も多いです。
しかしながら、会社で残業をしても本当に得たいスキルが得られるかは分かりません。
また成長以外にも自分のプライベートを大切にしたいと感じている人も多いのです。
大好きなら良いですが、そこに時間を使っても価値は低いと考えます。
その③:生き方から仕事を選ぶ感覚
今の時代は生き方から仕事を選ぶ感覚が強くなっています。
- PC/スマホで仕事ができる
- 企業もリモート理解が進んだ
- 個人のスキルもお金に変えやすい
こんなことが可能だからこそ、自分のライフスタイルから仕事を選ぶ人が増えてきていると思います。
固定された人間関係で、無意味な仕事が不要な真実に気づけている人は多いです。
自分自身がどんな人生を創りたいかをデザインできると人生がどんどん動いていきます。
ぜひ、出世した先に自分が幸せになれるか?見極めた上で進んでいってほしいと思います。
今回は以上です。