・何が大変なの?
・ずっと続けるか迷っている
このような疑問に答えていきます。
不動産の事務職って、一見楽そうに見えますが、働いてみるとけっこう大変なことも多いです。
中には人間関係もよく、賞与が安定的にもらえる会社は、働きやすいと感じるかもしれません。
しかしながら、すべての会社がそんな状態ではありません。
今回は不動産の事務職のキツさについてお伝えします。
本記事の内容
- 不動産事務の仕事内容がキツイ理由
- 不動産事務がキツイと感じる9つのこと
- 不動産事務の不満を書いて、心を整理しよう
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不動産事務の仕事内容がキツイ理由
賃貸と売買によって不動産事務のキツさは変わります。
主な業務内容は、共通していますが、ストレスを感じる部分は異なります。
業務の共通点:賃貸・売買
- 物件の問い合わせ対応
- 来客対応(受付)
- 物件の図面の作成
- HPの物件情報の更新
- 契約の書類チェック
- 入金等の確認
- 書類作成/整理
- 備品の補充
- 交通費等の清算
こんなことが挙げられます。
賃貸の不動産事務の辛いところ
まずは不動産賃貸の事務のキツイところからご紹介します。
賃貸の不動産は、顧客からのクレーム対応が多くなります。
賃貸の場合、契約件数も多いので、その分トラブルも増えます。
注意ポイント
中には家賃を滞納する方もいます。
連絡が取りにくく、対応が難しい顧客とやりとりをすることもあります。
売買と異なるところ
- 毎月の支払いがある
- 契約の更新がある
毎月のお金の流れを管理する点が売買との違いです。更新関係の書類も事務が作成する必要があります。
売買の不動産事務のキツイところ
売買は、契約に伴うお金の管理を適切に行う必要があります。
契約に関わるお金を正確に管理をすることが精神的に大変です。契約書の中身も細かく、ミスがないように仕事をする必要があります。
契約件数は、賃貸ほど多くはないものの、金額も高額な取引なので、より慎重に業務を行う必要があります。
注意ポイント
・契約書、重要事項の作成を担当します。
・上記は営業が担当することもありますが、会社によって事務職が作成することもあります。
不動産売買の書類作成は、正確に作ることが必要なため、ストレスが強くなります。
中小企業の不動産事務は、賃貸・売買を両方担当するから大変
大手企業は、売買と賃貸の事務は分かれています。
しかし、中小企業では両方を担当することもあります。
契約件数が少ない反面、業務の範囲が広くなる傾向があります。
事務職の人数が少ない職場だと、全てを自分で処理する必要が出てくるのもつらいところです。
不動産事務がキツイと感じる9つのこと
不動産の事務職を大変に感じる理由を9つの視点から紹介します。
事務職がキツイと感じるシーンは下記が主な原因です。
- 細かい書類が多い
- クレームも事務が対応
- 複数の契約が同時進行
- 事務スタッフの人員が少ない
- 職場の雰囲気が悪い
- 有給は先輩優先
- 飲み会に参加する必要
- 祝日が出勤日
- 貢献度が低いとみなされる
それでは、1つずつ説明していきます。
不動産事務のキツイところ①:細かい書類が多い
不動産の事務は、膨大な書類を扱います。
そのため、処理能力の高さが求められます。
頭の中がゴチャゴチャになりやすいです。
細かい作業が苦手な人はストレスに感じるでしょう。
不動産事務がキツイところ②:クレームも事務が対応
顧客からのクレーム電話も事務職が受けることになります。
営業に取り次ぐのですが、頭ごなしに怒ってくるお客さんも多いです。
「営業じゃないから分からない...」というのが本音ですが、そんなことも言えないのがつらいところです。
不動産事務のキツイところ③:複数の契約が同時進行
複数の契約が同時に進みます。
そのため、何をどのタイミングで進めるかの優先順位を考え仕事を進める必要があります。
また、営業も日々の仕事で疲れているので、きちんと確認をしながら進める必要があります。
不動産事務のキツイところ④:事務スタッフの人員が少ない
事務職の人員が少ないことも負担になります。
平常時では何とかなる場合も、一気に契約がくると処理しきれないと感じることもあるでしょう。
特に月末に契約を詰め込んでくるので、バランスよく契約してほしいというのが本音です。
ポイント
頑張っている営業マンを前にすると、契約のタイミングについて文句は言えないと感じる人も多いです。
不動産事務のキツイところ⑤:職場の雰囲気が悪い
営業所の成績が悪いと、職場の雰囲気が悪くなります。
暗くなるだけならまだ良いですが、ピリピリした雰囲気の中で働くこともあります。
営業が外出しているときは、事務職で仲良く過ごせますが、月末のオフィスは重苦しい雰囲気が漂っています。
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みんなでもっと働きやすい環境を作ることに配慮してほしいと感じる事務職は多いです。不動産の営業会社の雰囲気は、不動産の上司が怖すぎた件【会社の人間関係次第で働きやすさが決まる!】 の記事をご覧ください。
不動産事務のキツイところ⑥:有給は先輩優先
営業の雰囲気が悪いので、事務職同士は仲が良い傾向にあります。
それでも、有給休暇は先輩社員が優先になります。事務職が全員いないと業務が回らなくなります。
そのため、希望の休みが確実に取れるわけではありません。
ポイント
有給休暇に関しては、年功序列感があります。
他の企業であれば、自分でスケジュールを調整できるので残念です。
不動産事務のキツイところ⑦:飲み会に参加する必要
乗り気でない飲み会に事務職も参加する必要があります。
断りにくい環境で、付き合いでいく人も多いです。営業の気分で、突然飲み会に誘われることもあります。
強制参加ではありませんが、毎回断ると気まずいので、定期的に顔を出す人も多いです。
ポイント
不動産業界は、下品な飲み会をする人も多いです。
おいしいお店に連れてってもらうことは有難いですが、それが嫌に感じる人もいます。
不動産事務がキツイところ⑧:祝日が出勤日
不動産事務のつらいところは、祝日も出勤日ということです。シルバーウィークは、悲しくなる人もいるでしょう。
ニュースで大型連休の話を聞いても、「自分には関係ない」と感じる瞬間もあります。
土日・祝日が休みになったら、もっと人生が楽しくなる!と考えて転職する人もいます。
不動産事務のキツイところ⑨:貢献度が低いとみなされる
不動産の事務は大切な仕事です。
しかし、営業のように利益をもたらす仕事ではありません。そのため、不動産の事務は貢献度が低いとみなされるケースがあります。
どれだけ尽くしても、評価されにくい環境で頑張り続けるのは辛いことです。
まとめ:不動産事務の不満を書いて心を整理しよう
仕事は人生にとって、大きな割合を占めます。
仕事がキツイなら、無理にその場にいる必要はありません。また仕事選びは、自分にとって納得できる職場を見つけることが大切です。
ポイント
不動産事務と一般事務の違いについては、不動産の営業事務の仕事内容とは?【一般事務との違いは?】 の記事をご覧ください。
ぜひ、素敵な企業を見つけてくださいね。
今回は以上です。