・未経験でも大丈夫?
・どんな感じか知りたい
このような疑問に答えていきます。
本記事の内容
- 未経験で不動産会社に入ると大変なこと
- 未経験で不動産会社をおすすめできる人
- 未経験で不動産会社へ転職するときの企業選び
僕自身、新卒で入った会社は不動産の営業会社です。
今回は業界経験者である僕が、中途採用で入社してきた人たちと話す中でヒアリングした内容を書いていきます。
もくじ
未経験で不動産会社に入ると大変なこと
未経験で不動産業界に入るときの注意点があります。
業界未経験で入社すると大変に感じることは次の3つです。
・教えてもらえない環境
・新卒よりも高いノルマ
・固定のボーナスはない
1つずつお話をしていきます。
教えてもらえない環境
中途採用は、教育がほぼない状態です。
不動産の営業は、新卒ですらきちんとした研修制度はありません。
当然、中途採用には本格的な研修はありません。
自分からお願いして教えてもらうことになります。慣れるまでは、毎日がしんどいでしょう。
新卒よりも高いノルマ
中途採用は、即戦力です。それは、未経験でも同じです。
求人には未経験でも大丈夫!と書いてありますが、未経験でも新卒より高いノルマが課されます。
入社して支店に配属されたら、すぐに数字を追いかけます。
特に、成果主義の傾向が強い会社は、すぐに結果を出すことが必要です。
中途採用で成果を残せないと、かなり居心地が悪いです。
固定のボーナスはない
不動産の個人営業に転職すると、固定のボーナスは無いと理解しましょう。
全ては、実績によってボーナスが変わります。
もし、今まで安定的にボーナスが支給されていたなら、その点はギャップに感じるでしょう。
宅建は必須
不動産の営業に宅建は必須です。
まだ資格を取っていなければ、通信講座を受けましょう。
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※無料講義もあります。
未経験で不動産会社をおすすめできる人
中途で不動産会社への入社をおすすめできる人は次の4点です。
ここに揺るぎない意志があれば、大丈夫でしょう。
その①:稼ぎたい理由が明確
その②:今の会社に未練がない
その③:営業に自信がある
その④:メンタルの安定性
それでは、順番にお伝えしていきます。
その①:稼ぎたい理由が明確
不動産会社に入るなら、「稼ぎたい想い」を大切にしましょう。
不動産会社の最大のメリットは稼げることです。
その反面、プライベートの時間は削れられます。
どうしても、稼ぐ理由がある人は、成果を残すことにコミットできます。
何となく稼げたら良いな~という考えで入ると後悔します。
そういった気持ちは大切ですが、数字のことを考えると、徐々にそんなことは言えなくなっていきます。
その②:今の会社に未練がない
今の会社に全く未練がなければ、転職したくなる気持ちも分かります。
- 成長できない
- 給料が上がらない
- 労働時間も長い
こんな感じで毎日を働いているなら、転職は良い選択だと思います。
しかし、現状が「それなりに良い会社」で働いていると後悔するかもしれません。
明確な目的意識がないと不動産業界は合わないと思います。
その③:営業に自信がある
すでに他の業界の営業で、実績を出して自信がある人はおすすめできます。
例えば、金融や保険で個人のセールスを担当した人は強いです。
一方で、ルートセールスで成果を残してきた人は、合わないと思います。
理由は、ルートセールスと違い不動産は固定の売上が見えないからです。
ルート営業で成績を残せる資質と、不動産の営業マンの適性は、異なると考えています。
その④:メンタルの安定性
不動産の営業は、メンタルの強さが重要です。
心理的にきつくなるシーンはこんな感じです。
・営業成績へのストレス
・顧客交渉のストレス
・上司からの厳しい問い
不動産の営業は、神経質になりすぎない方が良いです。仕事には波があるので、不調なときに受け流す力も必要です。
仕事をしていると色々なシーンに遭遇します。
そのときに、メンタルを安定させる力は重要です。
未経験で不動産会社へ転職するときの企業選び
ここまでご説明した通り、不動産会社はなかなか厳しいです。
それでも、入社する企業を選別することで働きやすい会社を見つけられます。
- ポイント①:大手企業は避ける
- ポイント②:地場の優良企業
- ポイント③:保有資産が多い
- ポイント④:法人取引が多い会社
ポイント①:大手企業は避ける
中途の未経験は、大手の不動産販売会社は避けた方が良いです。
新卒で入る分には良いですが、中途採用の環境は悪いです。
大手の不動産会社は、業界経験者であれば、稼げるためおすすめできます。
ですが、未経験に加えて、成果主義の会社に入ると、プレッシャーを感じ、焦って仕事に専念できなくなります。
大手企業に惹かれる気持ちを抑えて、安心できる会社を選びましょう。
ポイント②:地場の優良企業
名ばかりではない、顧客目線の会社を選びましょう。
具体的には、地域密着で長くその土地で仕事を続けている会社です。
会社としては全国的に無名でも、きちんとコンプライアンスを守り従業員を愛している会社もあります。
会社の規模ではなく、経営者の価値観で選ぶことが大切です。
ポイント③:保有資産が多い
保有資産が多い会社は、営業マンへの負担は減少します。
具体的には、賃料収入がある会社です。
社会人経験が長くても、不動産業界は未経験です。
その場合には、基本的なことは教えてもらいやすい環境を選びましょう。
安定的な収益があれば、人を育てる余裕もあります。
まずは、不動産業界での経験を積むことに比重を置いた企業選びもおすすめです。
転職後に活躍すれば、さらなる報酬アップも期待できます。
ポイント④:法人取引が多い会社
落ち着いた環境で働きたいなら、法人取引が多い会社を選びましょう。
法人営業の不動産は、チーム制で動くことが多いです。
案件のスピードも法人の方が緩やかです。(法人の方が社内調整の関係で意思決定が遅い)
そのため、分からないことは聞きながら仕事を進めることができます。
法人営業であれば、土日も休みになるので、プライベートも保ちやすいでしょう。
本日は、未経験で不動産業界を選ぶ人に向けて記事を書きました。
自分自身の考えにフィットするかどうかで判断してください。
ぜひ、参考にしてもらえたら嬉しいです。
今回は以上です。